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[ Interview ]

Behind the Scene

私たちが届ける、新ジュエリーへの想い

Contents direction_Yuri Tanaka
Model_Magda(Image)
Photography_Sio Yoshida
Hair&Make_Yoko Hirakawa(mod's hair)
Text_Keisuke Honda
Edit_Shiori Saeki(IN FOCUS Inc.)
Produce_Yohsuke Watanabe(IN FOCUS Inc.)

ひとつ着ければ、強くしなやか。重ねて着ければ、ワクワクに身を委ねたくなる。パールを主役にした“Foam”コレクションは、液体と泡のエッセンスをジュエリーで表現した、遊び心あるラインナップ。企画提案を行ったメディアプレスYokoyamaと、それをかたちにしたデザイナーSakanは、このプレイフルなジュエリーにどんなストーリーを込めたのだろう。

ジュエリーの高揚感を新しい角度から届けたい

「繊細さと遊び心を持ち合わせたeteのジュエリーは、身に着けると自信や喜びを与えてくれます。その魅力をもっとたくさんの人に知っていただくためにはどうすればいいのか。デザインにひと癖効かせたボリュームジュエリー“Foam”コレクションの製作背景には、日頃からわたしたちが感じている想いがありました」

こう話すのは、雑誌媒体などに衣装の貸し出しを行うメディアプレスのYokoyama。彼女はプレスルームに訪れるファッションスタイリストとコミュニケーションを交わす日々のなかで、ジュエリーを身に着ける高揚感や重ねる楽しさをもっとたくさんの人に感じてもらいたいと、今回のコレクションを提案したという。

「単体使いでも存在感を発揮するボリュームジュエリーを企画することで、着用時の高揚感やレイヤードの楽しさは広がり、ジュエリーそれぞれが魅力を引き立て合うはずだと考えました。重ね方次第で表情を変化させるコレクションから、前向きな気持ちを受け取ってもらえると嬉しいです」

首元を飾る瑞々しい躍動感

大人の気品を感じさせる緩やかなウェーブラインと、パールが持つ華やかさの融合。重ね着けがしやすく、どんなオケージョンにも適応できるリバーシブルデザイン。デザイナーSakanは「試行錯誤を繰り返してようやくこのフォルムにたどり着きました」と、満足そうな表情を浮かべながらネックカフを手に取る。

「ネックカフの有機的な起伏は、まっすぐな線材を職人が手作業で曲げています。表面にはバレル加工を施し、艶を落ち着かせることで肌馴染みをさらに良くしました。スタイリッシュなカラーとパールのやわらかな艶めきが合わさった、モダンなアプローチに仕上がったと思います」

存在感あるネックカフは、天然石をあしらったネックレスと相性抜群。また、繊細なロングチェーンをレイヤードすると華やかで大人な印象にも。シャツスタイルなら襟の上から着けて、こなれたムードが楽しめる。

大小さまざまなパールが遊び心を揺さぶる

いくつものパールが泡のように浮かびあがるリング。ミストピンクゴールドカラーとプラチナカラーをレイヤードすると、手元がいっそう華やかに。「一見ランダムなようで、どの角度から眺めてもうっとりするようなバランス感と、美しいシルエットにこだわりました」と、Sakanは製作の想いを振り返る。

Yokoyamaが語るのは、リングのおすすめスタイリング。「ボリュームジュエリーは『印象が強く見えてしまうのでは?』との声をいただくこともあります。ですが、着ける指や合わせるジュエリーを少し変えるだけで、上品なニュアンスをプラスすることができます。重ねて着けるなら、バランス良く見せられる位置は中指と薬指。レイヤードをさらにアレンジしたい方は洗練された大人な印象が際立つ、ダイヤモンドをあしらったジュエリーとの組み合わせがおすすめです」

右耳に注がれる“視線”のアイデア

個性的な印象を演出してくれるイヤーカフ。ニュアンスが効いたラインに、サイズ違いのパール使い、アシンメトリックな発想など、eteらしい遊び心が随所に光る。そんななかで、YokoyamaとSakanが口を揃える注目ポイントは、ジュエリーを着用した時の多面的なバランスだという。

「ボリュームがあるだけではなく、驚きや感動につながるインパクトをイヤーカフで演出してみたくて。正面から見たときの印象に変化をつけてみるのはどうかと、Sakanと相談しながら何度も調整を重ねました」(Yokoyama)

「通常のフープ型デザインの場合、横から見たほうがボリューム感は伝わります。けれど、Yokoyamaが最初からこだわっていたのは、正面からひと目で存在感が伝わるデザイン。それが表現しきれるアングルまでモチーフのバランスを追求していきました」(Sakan)

新たな風が吹く予感に包まれながら

“Foam”コレクションを製作するきっかけは、eteの魅力であるジュエリーを身に着ける高揚感や、重ねる楽しさをたくさんの人に伝えるため。その役割に欠かせないのが、レイヤードスタイルの提案に力を注ぐ店頭のショップスタイリストたち。「eteのショップスタイリストは着用する方に合うレイヤード提案を日々行っています。どんなスタイリングに出会えるのか、そんなワクワクを届けてくれるので、私自身頼りにしています」と、Yokoyamaは期待に胸をふくらませる。

Sakanもまた、“Foam”コレクションのデザインを担当することになった当時を思い返しながら、次のように語る。「私にとって“Foam”コレクションの製作は、いままでにない発想の連続でした。けれど、いろんなことに挑戦できたと自信を持って言えるコレクションです。ボリュームジュエリーをお持ちの方も、はじめて手に取る方も、新鮮な気持ちを覚えていただけるはず。ぜひたくさんの人に楽しんでもらえたら嬉しいです」

今回のコレクション製作を通じて、ジュエリーの奥深さに改めて気づくことができた2人。装いも軽やかになっていくこれからの時期に、ボリュームジュエリーはぴったりなアクセントとして、スタイリングに華を添えてくれるはず。

店頭ディスプレイにもご注目!

“Foam”コレクションのリリースに伴い、全国のete・ete bijouxショップで特別感あるディスプレイを展開中。ショップスタイリストたちがおすすめするレイヤードスタイリングをビジュアルカードに落とし込み、印象的なディスプレイケースに入れて仕上げているので、ぜひこの機会にショップに足を運んでみて。

※アウトレットショップを除く