[ Feature ]
Layered Ear Style for the Summer
フローリスト若井ちえみさんが纏う
夏のイヤージュエリーレイヤード
Hair & Makeup : Yoko Hirakawa at mod's hair
Model : Chiemi Wakai
Text : Ayako Takahashi
Direction&edit : Lula Japan Limited.
デザインや素材、着ける位置も数も、あえて左右で揃えず、ゲームを楽しむように耳元で遊ぶ。
春に引き続き、eteが提案する耳まわりのレイヤードスタイル「Ear Game」に、フローリストの若井ちえみさんがトライ。
洋服に合わせた3つのテイストで、夏の新作ジュエリーをセルフスタイリングしてくれた。
バランス感覚とセンスあふれるレイヤードは、参考になるものばかり。
動きをつけて「イヤリング+カフ」をレイヤード
イヤリングとして耳たぶに着けたツイストデザインの“ハグイヤリング”をはじめ、顔の輪郭をなぞるように耳の縁を飾ったレイヤード。「柄×柄のコーディネートだからこそ、ジュエリーの色味は抑えつつ、フォルムのミックス感を楽しみました。着ける位置も耳たぶや耳の縁に挟んだり、内耳に引っ掛けたりとランダムにすることで動きのあるスタイリングに。ブーケをつくるときもそうですが、集まっている部分と散っている部分を意識するとバランスよく見えます」
片耳だけにボリュームを出したバランスが新鮮
正面に付いたパールが印象的なデザインの“ハグイヤリング”は、片耳に寄せてアシンメトリーに。普段シンプルにジュエリーを身に着ける人にもおすすめのレイヤード。「エスニックテイストの大胆な柄のワンピースには、あえて異なるイメージを持つ艶やかなパールのイヤージュエリーを合わせました。洋服が鮮やかな分、ジュエリーは控えめにレイヤード。同じものを片耳に2個着けて少しだけひねりを加えたスタイリングが可愛いですし、私好みなバランスです」
耳元で互いの魅力を引き立て合うスタイリング
カラーも大きさも質感も自由にミックスして楽しむ、まさに「イヤーゲーム」を象徴するようなレイヤード。「洋服がメンズライクな印象だったので、シルバーカラーとゴールドカラー、ボリュームのあるものと繊細なもの、相反する要素を持つジュエリーをレイヤードして華やかに仕上げました。異素材のものを混ぜることでお互いが引き立つ。それは花もジュエリーも同じで、どれかひとつを主役にするのではなく、全部が主役になるスタイリングが好きですね」
自由なアレンジで、自分だけの耳元レイヤードを
2021 Summer Collectionでは、人気の“ハグ”シリーズの新作から、繊細な輝きを放つK10のイヤリングとイヤーカフまで多数登場。あえて小ぶりかつシンプルに仕上げられたジュエリーは、自由なマインドで耳に重ねられるのが嬉しい。さらにこの夏、開閉で着脱できる“ハグバングル”が新登場。シンプルなチェーンブレスレットとのレイヤードを楽しんで。
若井ちえみ | Chiemi Wakai
世田谷区松蔭神社前の花屋「duft」のオーナー兼フローリスト。独自の感性で選んだ花を自由な発想で設えるブーケにファンは多い。切り花の販売のほか、店舗のディスプレイやウェディングのフラワーアレンジメントも手がけるなど、多岐にわたって活躍中。